お客様からの質問#3　アイロンの温度編

さて、お客様からの質問シリーズ３記事目です。

前髪を巻いたり、髪をサラサラツヤツヤにするストレートアイロン 

『上手くできなくてor扱えなくて・・・』と言われるツール。

今回は使い方ではなく(それはYouTubeで探してください笑)設定温度について書いていきます！

僕の持論は160℃〜170℃がおすすめです

と、サロンワークではお答えしています。

例外として、明るい髪に薄い色をのせているカラーは、アイロンの熱で変色してしまうので、

ブリーチをしていて、ハイトーン(明るい色)やホワイトカラーやシルバーカラーの方はもう少し低い方がいいです。150℃とか。ブルー系の色なら145℃とかかな。

よく言われます。が！！！

そこです！そこに落とし穴があるんです！言わせてください！もうみんなしてね、

SNSの情報をピンからキリまで信じすぎ！！！！

Instagramで〜、TikTokで〜、はいいんですよ！否定はしません。けどね、

なんでそうなるのか？自分もそれが当てはまるのか？ここ考えないで鵜呑みにしちゃあダメっすよ 

「SNSで140℃がいいよって言ってた」からって合わせなくていい！

これが顕著なのが今記事のテーマの『アイロンの温度』です！み〜んな、「SNSで140℃がいいよって言ってた」からって合わせなくていいんですよ！

ブリーチしまくってて痩せて細くなった髪ならわかります 
熱で変性しちゃうかもだし、色変わっちゃうし、最悪千切れるかもしれない・・・そういう状態の方は是非、140℃でアイロンしてください 

でも・・・そんな人って全体の何％ですかね？
世代にもよると思うけど、100人中100人がブリーチしてるってことはないでしょ？その極端な設定に合わせた温度設定が巷で跋扈してます！

あなたの髪は今にも切れそうですか？少しアイロンしたら色変わりそうなくらい明るいですか？

８割以上の方がそうではないでしょう？そんで、

140℃でアイロンすると時間がかかって仕方ないわ！って10割の方が感じてるでしょ？

低温だと物理ダメージが増える

朝アイロンする時ってこんな感じでは？

あー時間ない！でも髪きたない！アイロンアイロン・・・140℃にしてっと。
ガシっ！ガシっ！強く握ってガリガリガリガリ！おんなじ所何度も挟んでガー！ガー！前髪ビビっ！
ふぅ・・・あんま伸びてないけど時間ないから行かなきゃ！オイルつけードアバタン！

ほ〜〜〜〜〜んとにこんな方が多いです！一応断っておくと低温アイロンはダメではない。ただケースバイケースというだけです。

温度が低いと、髪を挟んでスィーと滑らせる(アイロンスルーと言います)行為の数が増えます。
アイロンのプレート(熱くなるところ)の材質は様々ですが、アイロンスルーによって髪とプレートに摩擦が起こります。さらに、挟む時に思いっきり握って圧をかけていませんか？

これらが摩擦による物理ダメージ！！結果髪がボロボロになります 

肌でもそうでしょ？肌をヤスリで擦り続けたら、皮が剥けて血が出ますよね？そこにさらに摩擦を与え続けると・・・もうボロボロでしょ 
髪は自己修復機能がないので、ボロボロになったら千切れて終わりですよ！

温度が低いと熱による変性が起こりにくくなりクセが伸びない、艶が出ない
 
何度もアイロンスルーしちゃう
 
髪がボロボロ

この負のスパイラルに自ら飛び込んでいる方の多いこと・・・

だから僕は、熱での変性がさせやすい＝熱で艶が出たりクセが伸びる温度の160℃をおすすめしているんです！

上手にアイロンするには

まずは温度を少し上げてみましょう。ブリーチ毛の方は140〜150℃くらいでOK からの、

薄くとってゆっくりスルー

時間がないからって髪の毛束を分厚く挟んでいませんか？これだと熱が伝わらず、ツヤも出ないし癖伸びません 

このように小分けにしてアイロンをすると段違いの効果を出すことができます！こんなに細かくなくていいので、いつもより薄くしてみることから始めましょう。

あとはスルーのスピードも大切に  1秒で２cm進むような速さでスルーすると艶が出せます 

さて、お気付きでしょうか？
アイロンするのにパワーはいらないんです。

強く握らなくてOK

スルー時に凄く強く握りしめてアイロンする方多いです  上記の通り、摩擦によるダメージが増えるだけなのでやめましょう！

優しく挟んでゆっくりスルーが正解です 

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さて、まとめです。
いろいろな意見があるかと思いますが、僕がサロンワークしてて過剰に毛先が傷んでる人って大体このパターンです。

ってかね、そもそも美容師も悪い！ちゃんと説明しないで『低温でやれ』しか言わないからこういうことが起きると思ってます 

と、より思う阿部でした 

では、また