キューティクルって何？

美容師のいう専門用語って何?シリーズ 皆さんがよく見聞きする、もしくは美容師から言われる専門用語を解説していきます。

シャンプーのCMでも聞いたことがあるこの単語

『キューティクルに艶を』

『キューティクルに輝きを…』

今回はそんなキューティクル掘り下げてみましょう 

キューティクルって

こいつはいったいなんなのか？

こいつの状態が髪にどんな影響を与えるのか?

キューティクルは髪の毛の表面に、タケノコの皮のように重なり合ってについているモノです。

大体５〜６枚が重なって構成されています。

キューティクル1枚を電子顕微鏡などで細か〜く見てみると、８層構造になっていたりします。人体ってすごいね…

キューティクルにより、外部からの物理的なダメージや、紫外線、熱から髪を守っているとも言われています。

アレに似てる…

突然ですか、皆さんお寿司は好きですか?

生魚が苦手な方以外は嫌いな人も少ないお寿司に、

巻物ってありますよね。鉄火巻きとか干瓢巻きとかかっぱ巻きとか。

実は髪の毛の構造、断面図ってお寿司の巻物とほぼ同じつくりになってるんですよ。

かっぱ巻きで例えると、海苔の部分がキューティクルにあたります。

コレはよく営業中にお客様に例える鉄板ワード。

さてさて、そんなかっぱ巻きって海苔にあなが空いてたらどうなるでしょう？

キューティクルが痛むと？

髪の毛のダメージで真っ先に痛むのがキューティクルです。

かっぱ巻きの海苔が剥がれるように取れて無くなってしまいます。そうすると、内側のご飯粒がポロポロ溢れそうじゃないですか？

もっと身近な現象に例えるなら、指のささくれが近いかもしれないですね。

たまに、深く皮が剥けちゃって血が滲むこともしばしば。

髪の毛にもこれと同じことが起こっているんです。

かっぱ巻きでいうご飯の部分、コルテックスと言われる部分から間充物質という物が流れ出てしまいます。

イメージはかっぱ巻きのご飯の旨味が抜けてボソボソになるような感じかな?そんな巻物美味しくないですよね？

髪も間充物質が抜けるとツヤが無くなったり、パサついたり、カラーの持ちが悪くなったり、パーマがすぐ緩くなったりしてしまいます。これはまずい、非常にまずい。

キューティクルが整っていると

まず手触りが違います！

指で髪をつまんで、スーッと毛先まで滑らせてみて

ツルツル〜スルスル〜なら健康そのもの、子供の髪の毛なんかがとてもわかりやすいです

ガサガサ、ザラザラならキューティクルが剥がれて傷んでいる証拠です。

髪は皮膚と違って、傷を修復する機能がないので、

しっかりとヘアケアしましょう！ケアについてはまたの機会に・・・とっても長くなるので・・・笑

簡単なキューティクルへのダメージ予防法は？

これは至ってシンプルで２つあり

・過度なブラッシング、無理やり手櫛を抜く、擦るなどの外的摩擦を減らすこと
・紫外線に長くさらすことを避けること

になります。

ブラッシングに関してはもう意識する。コレに尽きます。優しくしてあげてください。

根元からではなく、毛先から根元にクシをといていくといいです

紫外線は、UVケア効果のヘアオイルやミストをつけるとGOOD 

これなら明日から出来ちゃう！さぁレッツトライ 

こういう知識は「なんとなく」な理解が◎

さて、今回はキューティクルについての記事でした。

美容室でもテレビCMでも何気なく聞いているものの正体がなんとなく伝わったかな？と思います。

記事を書いてて思うのは、お客様は

くらいの理解でいいんじゃないかな？ということ。

こう言ったものは突き詰めようとするとどんどんドツボにハマってしまって、頭でっかちになり、何が何だか訳がわからん状態に陥る可能性があるので・・・

昔あったシャンプー解析サイトなんかがそうですね。

サイトユーザーの方を否定する気はないけど、専門家(笑)みたいな人間があんなに一つ一つの成分の悪い側面を見て、アレは危険だこれが入ってると危険だって喚いても…ね。

あ・・・つい闇の部分が出てしまった。

普段の僕は優しいですよ〜〜〜 
これはきっと、昨日読んだ某漫画の千年アイテムのせいですね、間違いない。

みたいなことを声高らかに叫ぶ方いますけど、

あなたのお顔に塗ってあるファンデーションにもシリコンは入ってますよ？そこはいいの？

みたいな。ね。

ホント、否定はしませんけど、ドツボにハマるとこうなると言う典型例ですね。気をつけましょう。

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脱線しましたが、以上がキューティクルの簡単な解説となります 

皆さまのお役に立てたら嬉しいです。

ふとした『コレ何？』も是非僕に聞いてください。

では、また